MMAが医療改革の加速を求める ストライキの恐れも

マレーシア医療協会（MMA）のムルガ・ラジ・ラジャトゥライ会長は2月14日、国立病院の医療従事者のストライキのうわさを踏まえ、医療改革を加速させるよう政府に強く要請した。
同会長は、医療制度改革が長年にわたって「限界まで引き伸ばされてきた」と指摘し、国立病院での医療従事者によるストライキの可能性を聞いても驚かないとも述べた。
正規の医師の不足のほか、低賃金や長時間労働など長年にわたり何も解決されていないとし、医療従事者の間で限界に達しているという。
同会長は「過去4年間に3回の政権交代があり、新しい政権が誕生するたびに新たな希望が生まれたが、問題を解決できたものはなかった」との不満も表明。アンワル政権に期待を寄せるものの、同会長は先に保健省に対してストライキのうわさが医療従事者の間で出回っていると伝えている。