ジャングルに住宅100軒 不法外国人55人を逮捕
2023.02.16 政治・社会出入国管理局のカイルル・ザイミー局長は2月15日、スランゴール州のジャングル内に住宅を建てて住んでいたインドネシア人55人を逮捕したことを明らかにした。8年前に建てられたとみられている。
同局は通報を受けて3週間前から内偵を開始。2月15日未明に家宅捜索に入ったところ、80人以上がいた。身柄を拘束されたのは16歳から70歳までのインドネシア国籍保有者で、男26人と女29人。このほかの約30人は同局などが踏み込んだ際に逃走し、暗闇であったことから追跡を断念した。
ジャングル内にできた違法居住区は幹線道路から3キロほど離れており、人目につかなかった。ここには発電機があったほか、自作の井戸があったものの、排水状況は劣悪だったという。また、雑貨屋や30~40人が収容できる礼拝建物もあり、喫茶店も見つかった。居住者は住宅の家賃として月額500リンギを払っていた。
逮捕者らは観光ビザで入国し、ここに居住。近隣地域で清掃員として働いていたり、プトラジャヤやサイバージャヤでバナナなどを売っていた人もいた。