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【新着】サラワク州 保護植物など密輸取り締まり法の改正を
【新着】サラワク州 保護植物など密輸取り締まり法の改正を
2023.02.23
政治・社会
サラワク州政府は希少な保護動物や植物の密輸を取り締まる法律の改正を求めた。
現行法では取り締まりに限界があるという。
同州のアブドル・ラーマン観光・クリエーティブ産業・芸術相が2月21日に述べた。
同州にはさまざまな希少動物や植物が存在しているが、外国人観光客による密輸が後を絶たない。同相は「植物を梱包してサラワクから持ち出して、国外で組織培養して金儲けをしている」と主張した。
数年前にはロシア人グループが国立公園内の植物を採取して多くのビニール袋に入れて持ち去ろうとした事件があった。
このグループは身柄を拘束されたものの、あらゆる種類の言い訳をして釈放されたという。
同相は「国立公園から植物の持ち出し禁止が明確に規定されていないために発生している」と指摘。
さらに、シンガポールの国立公園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」にある植物も「注意深く見れば、サラワクからのものがある」とも苦情を呈した。
法律の強制力を高めるためには法律の改正が必要と強調した。
同州には46の国立公園があるが、うち一般公開されているのは14か所のみ。
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