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外国人向け収容施設での死亡者数 昨年は150人

外国人向け収容施設での死亡者数 昨年は150人

2023.02.24 政治・社会
サイフディン・ナスティオン内相はこのほど、国内の外国人向け収容施設での2022年の死亡端数が150人に達したことを明らかにした。
女性が25人で、子どもは7人だったという。
収容施設は不衛生で、食べ物や水、医療を得ることがなかなかできないと通信社に元収容者が語っている。こういった状況のために死亡者が多かった可能性がある。
通年の外国人の収容人数は明らかにされていないが、昨年7月には当時の内相が1万7,703人を収容していることを明らかにしている。
不法滞在で捕まった場合は強制退去になるまで長期にわたって収容施設に拘束される。
また、難民なども無期限に拘束されるため、こういった対応に対しても人権団体は批判している。
国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のフィル・ロバートソン・アジア担当副局長は「子どもを含むこれほど多くの外国人が収容施設で死亡しているということは、マレーシアが収容者を権利のある人間として扱っていないことを物語っている」と批判している。
また、マレーシアにはミャンマーから多くのロヒンギャ族が難民として流れてくるが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2019年8月以降、収容施設にアクセスできないため、保護も難しい状況が続く。
これは10万人以上の難民が押し寄せているため、政府も対応に苦慮しているためとみられる。
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