【新着】偽の身分証を所持　外国人29人を逮捕

国家登記局（NRD）は2月28日、マレーシア国籍保有者がもつ身分証「MyKad」の偽物を所有していたとして外国人29人を逮捕した。ほとんどが購入したと証言している。
同局は通報を受けて、27日朝にクアラルンプール市内のプチョン地区の工業団地で捜査。14人の労働者が乗るバンを調べたところ、うち13人が偽の身分証を所持。
また、残り1人は他人の本物の身分証をもっていたという。
さらに付近を捜査したところ、さらに15人が偽物を所持していたために身柄を確保された。
何人かは偽の身分証を捨てて逃げようとしたが、警察官から取り押さえられた。ほとんどがインドネシア人だった。
29人は19歳から70歳までの男女。首都圏のエージェントから偽の身分証を1枚300リンギで購入したと容疑者らは説明している。
ただ、注文はオンライン上で行い、その後は宅配便で送ってきたため、容疑者らは直接エージェントとは会ったことがないという。
このため、同局や警察も手がかりをつかめていないようだ。
偽身分証は先月購入した人もいれば、5年前からもっているという人もおり、長期にわたってエージェントが活動していたこともわかった。