野菜の小売価格、天候不順で上昇

天候不順や洪水の影響を受け、野菜の小売価格が上昇している。
ただ、農家によると価格の高騰は一時的なもので、天候が回復すれば安定するとの見方を示す。
現在市場では、キュウリや菜心（からし菜）などの野菜の価格が上昇している。 これについて、マレーシア野菜農家連盟のリム・サー・キー会長は、「昨年末から始まった天候不順以降、野菜の価格が変動している」と指摘。
「大雨や洪水が生産に影響を及ぼしていたが、野菜の小売価格への反映は今頃になって出てきた」と分析している。
クアラルンプールのマーケットにおけるキュウリの価格は、3月8日に1kgあたり3.50リンギと、2月24日の2リンギから75％も上昇した。
また、菜心も値上がりが顕著だという。
リム会長によると、降り続く大雨により、南部の農場で1,000トン以上の野菜が被害を受け、その損失は数千万リンギにのぼるとしている。