『コーラン』などを無許可印刷 1万4000冊超を押収
2023.03.13 政治・社会内務省は3月10日、年初から2か月の間に首都圏やトレンガヌ州、クランタン州で聖典『コーラン』やイスラム教関連の読み物など1万4249冊を無許可印刷の疑いで押収したと発表した。
イスラム教関連の書籍はすべて同省のコーラン印刷管理委員会から許可を得ないと印刷できないことになっている。
イスラム教関連の書籍には同委員会のロゴの掲載のほか、『コーラン』の書籍では文字のフォントも決まっている。
しかし、押収されたものはこれらに従っておらず、さらに内容にも正確さが欠け、読者の混乱を招く恐れがあるとも同省は指摘した。
同省はまた、『コーラン』印刷が認められていたペナン州の印刷会社の承認を取り消したことも明らかにした。
長く『コーラン』を印刷していないからだという。