メイドを搾取 控訴裁で被告に禁固1年の減刑
2023.03.17 政治・社会プトラジャヤの控訴裁判所は3月15日、外国人メイド2人を無給で働かせていた華人の女被告(60)に対して禁固1年の判決を言い渡した。
被告は下級裁判所で先に禁固12年の判決を受けていたが、減刑を求めて控訴していた。
控訴裁判所判事は下級裁判所の刑罰を過剰とし、被告の年齢も考慮して1年に減刑した。
この事件は2010年から2016年の間に発生。
スランゴール州ラワンで、カンボジア人とインドネシア人の2人の女性メイドが無給で働かされていたことが判明。
被告とその夫が自宅だけでなく、ほかの住宅の清掃サービスもさせ、2人に全く支払いがなされなかったため、逮捕・起訴されていた。
下級裁判所で被告は「エージェントを通じてサービスを提供していた」と主張していたが、証拠を示すことができなかった。
下級裁での判決後に高等裁判所に控訴したが、高裁は訴えを2020年5月に棄却していた。
夫婦で起訴されていたが、今回の控訴裁で夫(62)は「搾取に関与していない」と判断され、無罪となった。