サラワク州の4言語 すでに絶滅の可能性
2023.03.21 政治・社会言語局(DBPの)サラワク州支部は3月20日、同州内で話されていた4部族の4言語がすでに絶滅した可能性があると明らかにした。
アバン・ハリマン支部長が述べた。
絶滅したとみられる言語はセル語、ペグ語、ブリウン語、レラ語の4つ。
同支部長は「この言語のスピーカーは移住したか他の部族と結婚するなどしてコミュニティーが消滅したのだろう」と指摘した。
また、実数は把握しきれていないものの、このほかにも絶滅する可能性が高い言語はクジャマン族やラキプト族の言語があるという。
同州内には30以上の少数民族が住む。
言語の話者数が減っている言語を記録化する作業を同局は行っている。
同日には2023年サラワク州部族言語総合データベース(PDUBSS)ワークショップが開かれた。
今年はすでに少数民族の言葉の単語5000~6000語をデータベースに収録することができ、今後も採取に力を入れる。