出入国管理局職員ら9人 人身売買容疑で逮捕
2023.03.27 政治・社会汚職取締庁(MACC)と国家登録局(NRD)は3月25日までにサバ州タワウの出入国管理局職員5人を含む9人を逮捕した。
同州にいた不法フィリピン人に他人名義の身分証を使わせ、マレー半島に移動させた人身売買の容疑。
逮捕されたのは同局職員やシンジケート。
不法フィリピン人12人もクアラルンプール国際空港ターミナル2で逮捕された。
発表によると、同局職員らは1人あたり2500リンギを要求して、滞在していた不法フィリピン人らがマレー半島に移動できるように手配。
他人名義のマレーシア人身分証をもたせ、タワウの出国審査をくぐらせていた。
MACCとNRDは先にジョホール州で逮捕したフィリピン人が他人名義の身分証を持っていたことから、内偵捜査をしていた。
その結果、23日にフィリピン人らがタワウからクアラルンプールにやってくることが判明し、関係者を拘束した。