カンボジアでの就職詐欺 マレーシア人12人を救出
2023.03.28 政治・社会アンワル・イブラヒム首相は3月27日、訪問したカンボジアで就職詐欺にあったマレーシア人12人を新たに救出したことを明らかにした。
12人は28日にもマレーシアに帰国する見込み。
首相はカンボジアのフン・セン首相との会談で、これまでマレーシア人287人を同国で救出できたことに感謝を示した。
マレーシア人が海外に渡り、詐欺に遭うケースが後を絶たない。
ソーシャルメディアなどでは高給をうたって募り、それにマレーシア人の若者が応募する。
しかし、海外に渡った後に旅券を取り上げられ、募集内容とは異なる内容で強制労働させられる事例がほとんど。
昨年あたりから詐欺に遭うケースが増え、カンボジアだけでなく、タイやベトナム、ミャンマーでも同様のケースが報告されている。
2月20日現在でマレーシア外務省の発表ではこれまでに572人が被害を受け、多くが救出されている。
マレーシア政府は各国とも協力し、こういった被害者の救出に力を入れている。