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オラン・アスリ 改宗させられたと高裁に提訴
オラン・アスリ 改宗させられたと高裁に提訴
2023.03.29
政治・社会
パハン州クアラ・リピス郡のバテック・タヌム族のオラン・アスリ137人のグループがこのほど、イスラム教徒としての棄教や賠償金を求め、連邦政府や同州政府を相手取り高等裁判所に提訴した。
このグループは、1993年に「不当かつ違法に」イスラム教に改宗させられたと主張している。
137人中56人は直接、アニミズムから改宗させられたという。
残りはその子どもたちで、自動的にイスラム教徒として戸籍登録された。
原告によると、1993年ごろにオラン・アスリ開発局の担当者が村にやってきて改宗を迫った。
この要求に対して拒否したところ、同局職員の1人が村に住めないようになると脅しをかけたという。
慄いたオラン・アスリたちは、イスラム教の信仰告白の文言を暗唱させられ、この担当者は氏名を記載してその時は立ち去った。
その数年後に同じ担当者が村にやってきて写真を取り、身分証の申請用紙の記載をさせられた。
このときには同意していないイスラム教の名前が付けられていたのだという。
オラン・アスリのほとんどは文字が読めず、身分証も理解できなかったようだ。
原告たちは「いつ何時もアニミズムを実践してきた」と主張。
不当に改宗させられたと主張し、イスラム教の棄教をできるように求めるとともに、憲法上の権利の侵害に対する損害賠償を要求している。
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