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逮捕された不法フィリピン人 テロリストの可能性
逮捕された不法フィリピン人 テロリストの可能性
2023.03.30
政治・社会
今月23日にクアラルンプール国際空港ターミナル2で逮捕されたフィリピン人のうち1人は軍事訓練を受けていたことが判明した。
テロリストの可能性も捨てきれず、当局は慎重に引き続き捜査している。
フィリピン人6人はサバ州に不法に入国し、さらにマレーシア人身分証を使ってマレー半島に到着したところを逮捕された。
汚職取締庁(MACC)によると、逮捕されたうちの1人である30代の男が同州タワウの業者から身分証を借りて飛行機に乗り込んだ。
この男は治安部隊になることを希望し、フィリピン南部のバシラン島のラミタン市で44日間の軍事訓練を受けていたという。
この男がテロ行為を計画していたかどうかは明らかにされていないが、マレーシア当局は「戦闘スキルが悪用されれば、国家安全保障上、重大な脅威になる可能性があった」とし、さらに男を追及する方針。
不法入国したフィリピン人らは同国南部出身者のようで、当局は警戒している。2013年には同国南部の武装組織「アブサヤフ」がサバ州に侵入している。
このため、当局は3月28日以降、同州スンプルナでも取り締まりを強化した。
MACCはまた、28日にもタワウの出入国管理局職員1人をさらに逮捕。
不法フィリピン人にマレーシア人身分証を使わせ、サバ州から出国させた疑いで、これまで同局職員5人が逮捕されている。
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