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紙幣偽造指数 ピーク時から大幅に低下
紙幣偽造指数 ピーク時から大幅に低下
2023.03.31
政治・社会
中銀バンク・ヌガラはこのほど発表した2022年年次報告書で国内の偽造紙幣がピーク時の2015年から大幅に低下したと指摘した。
紙幣の偽造指数は2015年に紙幣1000万枚あたり19枚だったが、2022年には同3枚にまで減少。
「偽造紙幣の報告例は現在は非常にまれ」としている。
報告書で取り上げられた諸国を見ると、欧州連合では同120枚で、豪州は100枚、南アフリカは60枚。
フィリピンでは80枚で、インドネシアは30枚、タイは10枚だという。
マレーシアでの偽札の枚数はこれらよりかなり低いとしている。
中銀の説明では、これは紙幣に組み込まれた偽造防止セキュリティー機能が強固であるため。
偽札のほとんどが普通の紙にカラープリンターで印刷させる単純なもので、見た目からすぐに発見されやすい。
また、大規模な偽札を作るグループがいないため、偽造紙幣が出回らないとも説明している。
ただ、課題もある。中銀は通貨偽造の脅威を管理していくのは依然として課題になっているとも指摘。
偽造する人は新しい技術を開発して採用し続けるためだと説明した。
このため、6つの偽造防止戦略を行っていることも明らかにした。
また、各銀行の現金自動預払機(ATM)の業者とも連携し、認証基準に適合する機械の校正も行っているという。
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