マラッカ州首相が辞任　後任がきょうにも就任

マラッカ州のスレイマン・アリ州首相が3月30日に正式に辞任した。
同氏は2021年11月の同州議会選挙で勝利した国民戦線（BN）の推薦を受けて州首相に就任していた。
後任は統一マレー人国民組織（UMNO）マラッカ州支部のラウフ・ユソー会長が就任する見込みで、31日にも就任式が行われる見通し。
スレイマン氏の辞任の理由については明らかにされていないが、UMNOのアフマド・ザヒド総裁（現副首相）は「健康上の理由」としているが、党内の権力闘争が原因だったとみられる。
ラウフ氏はスレイマン氏の就任直前に州首相への就任意欲を見せてロビー活動を行っていた。
州首相にはスレイマン氏が選ばれたが、ラウフ氏は就任式には姿を見せていなかった。
その後、ラウフ氏はスレイマン氏に対して圧力をかけていたと見られる。