ムスリムに弁当を販売し逮捕=ラマダン期間中のクランタン州で
2023.04.12 政治・社会クランタン州の州イスラム宗教局によると、ラマダン(断食月)期間中のイスラム教徒に対し、弁当を販売したとして親子2人と客1人を逮捕したと発表した。
親子は、数年前から同州コタバルで「ナシ・ベルラウク」を売る人気屋台の従業員。
ラマダン期間中は乗用車を用いて移動販売をしていたもよう。
当局は、1週間前に受けた一般市民の密告を受け、摘発のためその地域を待ち伏せしていた。
摘発の際、米や魚、鶏肉などの料理が押収された。
イスラム色の強い同州では、当局がラマダン期間中に断食していない人々を追跡しており、食べ物を売るなどラマダンの趣旨を尊重しない場合、同州のシャリア法で摘発される。
一方、購入者2人も、公共の場で不適切な行為を行ったとして、同法第21条に基づき起訴される。