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岸田首相が初来馬 アンワル首相と会談

岸田首相が初来馬 アンワル首相と会談

2023.11.06 政治・社会

岸田首相は11月4日夜にマレーシアを初の公式訪問をし、5日午前にアンワル・イブラヒム首相と会談した。
約2時間の会談では経済、安全保障、国際情勢などが話し合われた。会談の冒頭は約25分にわたって通訳のみを交えて意見交換した。

経済関連では岸田首相が液化天然ガス(LNG)の安定供給や「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想を含む脱炭素・エネルギー、デジタルやサイバーセキュリティの分野での協力を進めたい意向を表明。会談後には5G技術を含むサイバーセキュリティの推進を含む情報通信分野での協力覚書の更新署名を行った。
安全保障では、政府安全保障能力強化支援(OSA)に向けた調整を加速させることを確認。自衛隊とマレーシア国軍間の共同訓練や交流、海上保安機関との共同訓練や海洋分野でも協力を強化することで一致した。岸田首相は、中国の台頭を念頭に、東シナ海と南シナ海での一方的な現状変更の試みに対する深刻な懸念を表明。アンワル首相も緊密に連携すると述べた。

12月には日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議が行われるが、岸田首相は関係の方向性や新たな協力のビジョンを共同で打ち出したいとも話した。

アンワル首相は東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に共同記者会見で言及。海洋生物への放射性物質の影響は最小限との日本の保証と国際原子力機関(IAEA)の報告書に満足を表明した。ただ、国境を越えた影響があることからマレーシアや他の諸国から提起された見解や提案、懸念を引き続き受け止めるべきだとも強調した。
 

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