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2023年死刑・終身刑改正法による刑の見直しが連邦裁判所で行われ、11月14日に麻薬密売で有罪判決を受けた11人が減刑される決定が下りた。
同法施行後初めての減刑決定となる。政府は先に麻薬密売などで有罪となった場合、強制死刑ではなく、裁判官の裁量にするよう法律を改正し、施行した。ただ、刑罰としての死刑は残る。
今回減刑された11日のうち7人は死刑囚。減刑申請第1号となったテー・ホックレオン死刑囚は1999年に死刑判決を受けて服役。すでに24年間にわたって服役しているが、30年の禁固刑に減刑され、6年後には刑を終えることになった。
また、2001年と2002年に死刑判決を受けたタイ人2人は30年の禁固刑となった。この他4人の死刑囚はいずれも終身刑に切り替わった。
死刑判決を受けたものの、その後に恩赦で終身刑に減刑された4人の囚人は、30年の禁固刑にさらに減刑となった。この4人はすでに24年服役しているため、6年後には出所できる見込み。ただ、うち2人は50歳未満であるため、改正法で定められたむち打ち刑12回が科せられる。
マレーシア国内には現在までに1000人以上の死刑囚がおり、強制死刑で判決の下りた死刑囚に対しては順次減刑されていくものとみられる。