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クアラルンプール国際空港(KLIA)ターミナル1到着ロビーで4月14日午前1時30分ごろ銃撃事件が発生した。セランゴール州警察当局によると、犯人のハフィズル・ハラウィ容疑者が離婚訴訟中の妻がサウジアラビアからウムラ巡礼を終えて帰国するところを狙ったが、発砲した弾は妻のボディガードに当たり、重傷を負ったという。なお、犯人は15日未明現在、逃走中で身柄の確保に至っていない。
警察当局の見解を総合すると、容疑者は”個人的動機で発砲した”とされ、無差別テロ等の疑いは否定。KLIAの安全も確保できているという。
ラザルディン・フサイン警察総監によると、ハフィズル容疑者はまだ国内に潜伏しており、警察は容疑者の逮捕に向けて捜査を強化していると説明。ラザルディン警察総監はさらに、「ピストルは容疑者が隣国から入手した可能性のある9ミリ半自動ピストルを使用した」と明らかにした。なお、現場からは3つの薬莢が回収され、そのうちの1つは不発だった。
一方、ブキッ・アマン犯罪捜査部(CID)によると、ハフィズル容疑者が以前に窃盗や公務員のなりすましで捜査されたこともあると説明。同容疑者には2016年から複数の犯行があったことが判明しており、昨年に逮捕されたが、一旦釈放されていた。そのため、妻はボディガードを雇うに至ったという。
これに伴い、在マレーシア日本大使館は14日午後4時ごろ、在住する邦人等に対し、「万が一の事案に備え、周囲の状況に注意し、危険を感じた場合は、身の安全の確保に努めるよう」という趣旨の安全対策の注意を喚起するメールを発送した。
※このニュースには続報があります:KLIAの発砲事件、警察が容疑者の身柄を拘束