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アンワル首相は10月15日、マレーシアが持つ南シナ海にある排他的経済水域(EEZ)において、国営石油ガス大手ペトロナスが行う石油・ガスの探査活動について「これを継続する」と改めて表明した。ロイター通信が報じた。
ペトロナスによる探査活動は、領有権を主張する中国が反対。これに対し、アンワル首相は「8月に生産開始のサラワク州沖のガス田での探査活動も中国が反対する海域も含まれる」と議会で述べた。一方で探査活動は継続するものの、「どの国とも話し合いの扉を閉ざすことはない」との姿勢を示している。
首相は、「マレーシアは中国以外にもタイ、フィリピン、インドネシアなど多くの近隣諸国と領土問題を抱えている」と言及。「中国との対立が過度に注目されている」としながらも、領土問題が各国との外交関係や貿易、友好関係への影響はないと改めて自国の立場を明らかにした。
なお、国内報道機関は9月、中国が外交文書を通じて、「マレーシアの南シナ海で石油・ガス探査活動が中国の主権侵害を起こしている」と主張したと報じている。