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華人親睦組織であるマレーシア中華大会堂が運営する「今年の漢字」を決める年度漢字作業委員会は11月2日、2024年の「年度漢字」の候補トップ10の文字を発表した。
選ばれた10の文字は、「榴」(ドリアン)、「数」(デジタル)、「免」(免除)、「襪」(ストッキング)、「洞」(陥没)、「幣」(通貨)、「穩」(安定)、「水」(洪水)、「昇」(上昇)、そして「昌」(マダニ)。
マダニとは、アンワル・イブラヒム首相が2023年1月に提唱した国家政策の枠組み「マレーシア・マダニ(Malaysia Madani)」のこと。この概念は、多民族社会の調和、持続可能な開発、良好な統治を重視している。
この「昌」は昨年のトップ10候補にも入っていた。「穩」(安定)と「昌」(マダニ)を除き、他の8文字は初めてのノミネートとなる。「昇」(上昇)について主催者は「昇が経済成長と生活費の上昇という二重の意味を持つ」と説明している。
なお、主催者団体は「今年の選考プロセスで548種類の漢字に対して209の推薦があった」としている。
今後は「今年の漢字」1文字を決めるため、公式の漢字ウェブサイト(https://hanzi.com.my/vote/)で11月23日まで行われ、最終結果は12月15日に発表される予定。
「年度漢字」は、日本でも同様の催しが行われているが、今年の主要な出来事や注目すべきテーマを象徴する文字が選出されることになる。
なお、2023年年度漢字には、物価高騰が続いたことから、「高価」や「値段が高い」を意味する「貴(guì)」が選ばれている。