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*週末の読み物*「タイプーサム」行事、KLからバトゥケーブへは制限付き実施-2021/01/24
*週末の読み物*「タイプーサム」行事、KLからバトゥケーブへは制限付き実施-2021/01/24
2021.01.24
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ヒンズー教のお祭り「タイプーサム」が今年は1月28日に予定されている。新型コロナウイルス対策で、ペラ州イポーでの催しはすでに中止が決まっているが、クアラルンプール市内からバトゥケーブにあるスリ・スブラマニアム寺院へのお輿入れは制限付きでの実施が許可されると発表された。
バトゥケーブには国の内外から見物客も含め、例年なら100万人以上が訪れるとされるが、今年はコロナ禍の影響で大幅に規模が縮小される見込みだ。国家安全保障会議(NSC)の発表によると「タイプーサム」の標準運用手順(SOP)として、「カバディ」と呼ばれる御神輿とともに歩くのは1グループ10人までとし、途中の停止は不可。また、音楽を鳴らしての移動も禁止とされた。また、寺院内の群衆が密にならないよう、入場制限が行われる見込み。
「タイプーサム」の「タイ」とはヒンズー暦の10月のことで、「プーサム」とは満月とカニ座のプーサムの星座とが交わる日を指す。 ヒンズー教の信者が「善行と感謝」をスブラマニアム神へささげる日。この祭りは、インド本国では「危険すぎる」という理由で実施が禁止されているものの、シンガポールとマレーシアでは例年盛大に祝われる。
例年、多くの信者がクアラルンプールの中心部にあるヒンズー教寺院、スリ・マハ・マリアマン寺院から15キロ離れたバトゥケーブにある、スリ・スブラマニアム寺院を徒歩で目指す。歩いて向かうにもそれなりの距離があるが、信者らは太い針や串状の棒を体のあちこちに刺し、そうした格好で郊外の寺院へと向かう。目的地のバトゥケーブでは、トランス状態に陥って奇声を上げて祈る人もいて、まさにこれぞ異様な光景と言えようか。
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