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義理の娘を性的暴行 被告に1050年の禁固刑-2021/01/29
義理の娘を性的暴行 被告に1050年の禁固刑-2021/01/29
2021.01.29
政治・社会
スランゴール州クラン下級裁判所は1月27日、義理の娘(12)を2年にわたって性的暴行の容疑で起訴されていた男の被告に対して禁固刑1050年とむち打ち刑24回の判決を下した。
女性裁判長は被告を法廷の場で痛烈に批判。「本来守るべき子どもの将来を台無しにし、子どもは生涯トラウマが残るだろう」と指摘したうえで、「法的に違反しているだけでなく、イスラム教の教えに背いている」と厳しく批判した。
マレーシアの刑法では性的暴行罪で有罪になると、10年から最長30年の禁固刑とむち打ち刑の量刑が規定されている。しかし、裁判長は事件の重大性を鑑み、105回の性的暴行を働いた被告に対して1件につき10年の禁固刑を科し、合計で1050年とすると説明した。
この少女の母親は2015年に離婚し、被告と2016年に再婚した。その後に母親は家を出たらしく、家には被告と少女のみで住んでいたという。事件は2018年1月から2020年2月までの2年の間に発生。 少女は被告から脅されていたため、暴行の事実を誰にも告げずにいた。しかし、少女が母親に親戚の自宅に連れていかれたときに告白をして事件が発覚した。 暴行件数が多く、一つ一つを詳細に読み上げたため、判決の言い渡しまでに5時間を要した。
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