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*週末の読み物*外国人には有償?=政府のワクチン接種対応-2021/02/07
*週末の読み物*外国人には有償?=政府のワクチン接種対応-2021/02/07
2021.02.07
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世界各国で、新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、マレーシアへのワクチン輸入計画が着々と進んでいる。今月(2021年2月)中には最初の国内へと入荷分が到着する予定だ。 一方でムヒディン首相は先に、新型コロナウイルスのワクチン接種プログラムについて明らかにした。 そんな中、マレーシアに住む日本人の間では、「自分たちはワクチンを打つチャンスがあるのか」という疑問が徐々に広がっている。
マレーシア政府は、在住外国人への接種について、積極的に検討を進めているようだ。ワクチン接種の意義は「国民に集団免疫をつけること」だが、仮に外国人だという理由でワクチン接種の枠から外すと、感染防止の見地より片手落ちになる。実際にコロナ禍発生以来、外国人労働者の間で何度もクラスターが発生している。
ムヒディン首相は昨年11月、外国人への接種について「保健省が定める手数料を支払って接種」という考え方を明らかにした。これでとりあえず外国人への接種に見通しがついたわけだが、年が明けてワクチン接種プログラム調整担当大臣に任命されたカイリ科学技術・イノベーション相は1月5日、「外国人労働者や就労者にも無料での接種を」と閣議で明確に訴えた。今後、どのように実施細則を取りまとめていくかを見守りたい。
外国人の接種スケジュールはワクチン接種プログラムに沿わせるのかどうか気になるところだが、医療従事者や高齢者、あるいは慢性疾患があるといった事情がない限り、早くとも5月以降となるだろう。
なお、マレーシアは欧米各社製のほか、中国、ロシア製も導入するため、今後これらをどのように選択、導入して市民への接種を進めるかも見ておく必要があるかもしれない。
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