ホームマレーシアニュース与党総裁「非常事態宣言で民主主義は死んだ」-2021/02/23
与党総裁「非常事態宣言で民主主義は死んだ」-2021/02/23

与党総裁「非常事態宣言で民主主義は死んだ」-2021/02/23

2021.02.23 政治・社会
与党・統一マレー人国民組織(UMNO)のアフマド・ザヒド総裁はこのほど、非常事態宣言で議会が招集できない状況を鑑み、「民主主義は死んでいる」と述べた。与党総裁が非常事態宣言について批判したのはこれが初めて。 
マレーシア国王は1月11日に新型コロナウィルスの感染拡大を理由に非常事態宣言を発令。これに伴い、議会も停止された。
同総裁は「ショッピングモールやナイト・マーケットの再開は可能になったのに議会の招集はそれ以上にリスクがあるのか」と疑問を呈した。他国では議会での人数制限で招集されているとも指摘。現政権を支持する旨は表明したものの、「国民の声は上げていかなければならない」とも述べ、議会再開を求めた。
下院のアザリナ・オスマン副議長は先に司法長官に対して現政権から引き継いだ閣僚委員会の結成や国会内で審議を認めるよう政府に進言する内容の書簡を送付。そのなかで「緊急事態宣言で議会の弱体化が進んでいる」とも指摘していた。同総裁は同副議長の意見に賛同する形で批判する展開となった。
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