サバ州のアフリカ豚熱　６郡に拡大で深刻化-2021/03/09

サバ州のジェフリー・キティガン州副首相兼農漁業相は３月８日、アフリカ豚熱（ＡＳＦ）ウィルスが他の郡にも拡大していると述べた。２月下旬にピタス郡で発見されて以来、広がっている。
ウィルスがさらに確認されたのはコタ・マルドゥ郡の養豚場の豚。このほかラハド・ダトゥ、サンダカン、キナバタガン、ブルラン、トゥルピッドの各郡でも死んだ野生のイノシシや豚からもウィルスが発見されたという。
タワウやサンダカンなど６郡の養豚場からは発見されておらず、今後も感染防止措置を維持する。
アフリカ豚熱は人間には感染しないものの、同州副首相は「経済的に甚大な被害をもたらし、社会生活にも大きな影響を及ぼす可能性がある」と述べ、引き続きウィルスの撲滅に注力するとしている。
同州政府は２月23日にウィルスの「流行宣言」を発している。