首相、ミャンマー問題解決への首脳会談実施を支持-2021/03/20

ムヒディン首相は３月19日、国軍によるクーデターののち、大混乱に陥っているミャンマーについて、「武器を持たない民衆を暴力をもって抑えつけるのではなく、平和的な解決を望む」とした上で、インドネシアのジョコウィドド大統領が提案したミャンマー問題の解決に向けた東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳会議の開催への支持を表明した。
首相は「私たちマレーシア、そしてＡＳＥＡＮは、自分たちの既得権益を維持しようとする少数の人々の手で、我々の兄弟国であるミャンマーが不安定になるのを座視してはいられない」と現状を懸念。抗議運動を進める民衆への弾圧を行い、暴力で制圧を進めている国軍を批判するとともに、クーデター勃発の際、国軍が軟禁しているアウン・サン・スー・チー氏ら民主派議員の即時解放を改めて訴えた。
なお、ミャンマー国内に残る在住邦人は「１０００人を下回る程度（在ヤンゴンの日本人）」とされるが、今月３月のヤンゴン発日本行きフライトは昨日19日に１便が飛んだにとどまった。