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北朝鮮の国交断絶に遺憾 経済の影響はない-2021/03/22

北朝鮮の国交断絶に遺憾 経済の影響はない-2021/03/22

2021.03.22 政治・社会
 マレーシア外務省は3月19日、北朝鮮が国交断絶を宣言したことに関して、深い遺憾を表明した。  同省は声明で、「この決定は非友好的かつ非建設的であり、国際社会の相互尊重と善隣関係の精神を軽視している」として非難。また、2017年の金正男氏の暗殺後も関係強化を図ってきたが、一方的な決定はこの地域の平和や反映の促進に向けて混乱させるものだとも批判した。  資金洗浄容疑で逮捕・起訴されて連邦裁で差し止め申し立てを棄却された ムン・チョルミョン被告の米国への身柄引き渡しについても同省は言及。「正義、法の支配、司法の独立の原則に沿って行われた」とし正当な法的手続きを行ったと主張した。北朝鮮がマレーシア政府の司法への介入を求めた要求は一蹴しなければならなかったとも述べた。北朝鮮政府はこの身柄引き渡しが原因で断交に至った。  断交に伴い、政府は在平壌マレーシア大使館を閉鎖することも表明。クアラルンプールの北朝鮮大使館の外交官らに対しては21日までに退去するよう指示を出した。  また、トゥンク・ザフルル財務相は20日、「北朝鮮の輸出入額は小さいので、マレーシア経済にまったく影響はない」と述べた。  北朝鮮外交官とその家族約30人は21日午前中にダマンサラ地区の大使館から退去した。退去前にキム・ユソン臨時代理大使が改めてマレーシア政府を批判し、大型バスに乗って空港に向かった。
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