首相「完全ロックダウンは人々に大きな影響」＝TVインタビューで-2021/05/24

ムヒディン首相は5月23日に行われたTVインタビューで、現在の新型コロナウイルス感染拡大への対応等に関する状況について述べた。
現在、昨年3月に導入された「活動制限令（いわゆるMCO 1.0）」のような完全封鎖（ロックダウン）を行なっていないことについて、「MCO 3.0の実施にあたっては、人々の生活と収入とのバランスをとる必要がある」と述べた。
仮に完全封鎖を行なった場合、「人々の生活に影響を及ぼし、多くの人々が失職する可能性が高まるため」としている。
MCO 1.0で経済が崩壊したことで、復興させるために政府は6つの刺激策で3,400億リンギを投入したと説明。これはマレーシアの国内総生産（GDP）の20％に達する規模に達したという。ちなみに昨年3月18日から5月3日までのMCO 1.0の間に、マレーシアは1日当たり24億リンギを消失。中小企業の経営者や小規模貿易業者を含む多くの人々が深刻な影響を受けたという。
首相は「今回のMCO 3.0において、政府がロックダウンを復活させた場合、経済を刺激対策として、国は最大5兆リンギを投入づる必要とするだろう」と述べた。