ハリラヤ関連のクラスター感染件数　58件を記録-2021/06/12

保健省のノール・ヒシャム事務次官（衛生総監）は6月10日、5月の断食明け大祭（ハリラヤ）に関連したクラスター感染が全国で58件に達していることを明らかにした。5月13日から6月10日までの数字で今後もさらに拡大する恐れもある。 　また、サラワク州での収穫祭ガワイ（6月1日～2日）時に関連したクラスター感染は2件だった。 　同事務次官によると、5月13日から6月10日までの期間に行った検査人数は約1万3000人。約27％にあたる約3500人が陽性と判明した。うち20人はすでに死亡し、11人は重症で集中治療室（ICU）で治療を受けている。 　ハリラヤとガワイ関連のクラスターが最も多いのはサバ州の11件で、次がサラワク州の8件。クダ州が7件だった。 　同事務次官は、隣国ではマスクの着用など標準運用手順（SOP）を守っているために感染者数が少ないと指摘。マレーシア人は隣国から学ぶ必要があり、感染を抑えるためには一人ひとりがSOPを順守することが重要と改めて強調した。