サラワク州ムカー新空港　17日に開港-2021/06/17

ウィー・カーション運輸相は6月16日、サラワク州ムカー新空港が開港すると発表した。初のフライトは同州ミリからのMH3553便で、MASウィングによるバイキング・エアー社製DHC-6型機が午前9時10分に到着する。
新空港はムカーの中心部から7キロのところにあり、旧空港の近く。年間旅客収容数は26万6000人。空港面積は3125平方メートルで、滑走路は全長1500メートル、幅は30メートル。主に小型機の離発着に使用され、路線は同州内のクチンやミリなどが中心となる。
同相は「飛行機を使って農産物であるサゴヤシやパイナップルなどの輸出など地元経済に貢献できる」と述べたほか、空港から近隣の村々に新型コロナウイルスのワクチンも輸送できるだろうとの期待感を示した。
2017年8月に総工費約3億リンギで着工した。今年4月に開港予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大などで延期された。
ムカー海岸沿いの街でシブとビンツルの中間にあり、人口は約5万人。