教員1万8000人が4州で不足　7月に特別募集へ-2021/06/21

ラズリ・ジディン教育相は6月20日、4州で教員1万8000人超が不足しているため、7月7日から特別に募集すると発表した。
教員が不足しているのは、スランゴール、ジョホール、サバ、サラワクの4州。1回限りの大規模な教員採用となり、10月にも各学校に派遣したい考えだ。
教員の採用に際してはこれまで教員教育機関（IPG）からの候補者不足や特定の科目に候補者が集中するなどしていた。このため、教員が不足している科目に教員を割り当てられない課題がこれまでにも発生しており、これをどう克服するかが大きな課題とも同相は述べた。
初等学校では英語、歴史、宗教、特殊教育、中等学校ではマレー語、英語、イスラム教育の科目の教員がそれぞれ不足しているという。
同相は、教員免許の取得者だけに限らず、他の資格を持っている人を採用することも考慮し、包括的なアプローチで教員採用を行いたいとも語った。