7月26日に国会招集　首相府が発表-2021/07/06

首相府は7月5日、今月26日に国会を招集すると発表した。現在は1月に国王が発した非常事態宣言により開かれない状態が続くが、国民から早期の開催を求める声が強くあがっていた。
首相府が発表した予定によると、下院は26日から29日と8月2日、上院は8月3日から5日まで開かれる。
国民や与野党からの声に応じ、国王は先に迅速に国会を開催するようムヒディン首相に求める声明を出した。しかし、首相は公衆衛生危機に陥っていることや国会内での感染を懸念して開けないと説明してきた。
国王は非常事態宣言下で出された条例の審議やガバナンスの透明性のための「チェックアンドバランス」の実施、国家歳出への妥当性などを審議するため開催する必要があると下院議長らに述べてきた。
国王からの発言を無視することはできず、首相は国会開催に踏み切ったもようだ。
首相府の発表では、政府が「国家復興計画」について主に説明する場とするとしている。