アフリカ豚熱 サラワク州に感染拡大-2021/07/06
2021.07.06 政治・社会サラワク州獣医サービス局は7月5日、カピット地区とトゥラン・ウサン地区の2地区に対しアフリカ豚熱(ASF)の流行宣言を発したと発表した。隣のサバ州では豚やイノシシの間で今年2月から断続的に感染が確認されており、サラワク州に拡大した格好となった。
同局は、州民に野生の豚やイノシシにエサをあげないよう求めると同時に、この2地区からの豚製品を買わないよう呼びかけた。
同州政府はサバ州でのASFの発生後の今年2月末に同州からの豚製品の輸入禁止措置を取っている。
ASFは人間には感染しないが、一旦発生すると養豚場の豚に広がり、経済的影響が大きくなる。