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5月からの労務関連の苦情 5000件を突破-2021/07/09
5月からの労務関連の苦情 5000件を突破-2021/07/09
2021.07.09
政治・社会
サラヴァナン人的資源相は7月8日、2カ月あまりで労務関連の苦情が5177件に達したことを明らかにした。
人的資源省は5月3日に労務関連苦情申立専用アプリ「ワーキング・フォー・ワーカーズ」(WFW)を立ち上げた。今回明らかにされた件数はこの日から7月7日までの件数。
同相によると、最も多かった苦情は「在宅勤務が認められない」のが2198件。次に「賃金の未払いや支払いの遅延」が1231件。このほかにも「通知なしの解雇」(377件)、「残業代の未払いや福利厚生の停止」(313件)、「最低賃金の未順守」(136件)、「契約書なしの雇用」(98)、「有給休暇を付与しない」(91)なども挙げた。
苦情申立が最も多かった州はスランゴール州の1809件。次にクアラルンプールの1210件、ジョホール州の627件などとなった。
同相は「アプリを通じて苦情を受けた場合は労働局が即座に捜査を開始する」と述べ、受理後3~7日で何らかの措置を出すとしている。苦情申立人の身元については秘匿情報となり、企業側には通知されない。
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