ホームマレーシアニュース9月に国会 首相が自身の信任投票動議を提出へ-2021/08/05
9月に国会 首相が自身の信任投票動議を提出へ-2021/08/05

9月に国会 首相が自身の信任投票動議を提出へ-2021/08/05

2021.08.05 政治・社会
ムヒディン首相は8月4日午後、最大与党の統一マレー人国民組織(UMNO)の一部が離反する動きをみせ、下院で過半数の支持を得られていないことに関してテレビでスピーチを行った。
首相はこの日の午前にアブドゥラ・マレーシア国王と謁見。下院議員の過半数以上が首相を支持する宣言書を提出しているとし、辞任はしない意向を国王に伝えたとも述べた。UMNOの8人から支持されていない旨を国王から伝られたことも首相は明らかにした。
首相は自身の首相としての正当性に疑義が上がっていることを承知しているとしたうえで、「9月の国会再開時に自身の信任投票動議を提出する」とも発表。自らが動議を提出して打開させたい考えを示した。首相が自身の信任投票動議を提出するのは異例。
テレビのスピーチではイスマイル・サブリ副首相らUMNO所属の閣僚らも首相周辺に並び、支持する姿が見られた。
これを受けて野党の主要政党からなる希望同盟(PH)は共同声明を発表。首相は過半数をすでに失っているとして退陣を求めた。また、なぜ国会が9月再開なのかとの時期への疑問も投げかけられた。
人民正義党(PKR)のアンワル・イブラヒム総裁は2日にも野党のみで下院議員107人が政権を支持しない意向を示していると主張。これに上記の反首相派のUMNOの8人が加わると115人となり、下院定数222人の過半数である111人を4人上回ることになる。
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