ホームマレーシアニュースUMNOの議員27人が現政権の支持を表明-2021/08/07
UMNOの議員27人が現政権の支持を表明-2021/08/07

UMNOの議員27人が現政権の支持を表明-2021/08/07

2021.08.07 政治・社会
与党・統一マレー人国民組織(UMNO)所属の下院議員27人が8月6日、ムヒディン首相を9月に行われる国会での信任投票までは支持すると表明した。同党副総裁のイスマイル・サブリ副首相兼国防相らが同日に記者会見した。
同副首相は「現政権を転覆しようとすることは、マレーシア国王に背くことになる」と指摘。国王命令では、政府の正当性に関するいかなる問題も9月に国会で解決されるべきだと明確に示しているためだと説明した。
そのうえで、同党の27人が支持すると同副首相は明らかにした。ただ、リストに挙がった一部議員は「首相を支持していない」とも述べ、こちらも一枚岩ではないようだ。
記者会見にはUMNOと連盟を組む国民戦線(BN)の他の政党議員4人も参加。この記者会見後に首相は支持への感謝を意を示した。
下院でのUMNOの下院議員数は38人。うちアフマド・ザヒド総裁やナジブ元首相ら11人が反首相派に名を連ねている。同党最高執行協議会のジョハリ・アブドル・ガニ委員は先に「首相支持を撤回しない場合は懲罰となる」と脅していたが、大半が首相支持にまわった格好となった。
地元紙『マレー・メール』によると、UMNOの11人が反首相派になったことで、首相の支持勢力は下院の過半数を割ったとしている。下院議員定数222人(欠員2人)のうち全野党を含む116人が政権不支持となり、政権支持勢力は104人にとどまっているという。同副首相が首相支持議員リストを公表したことで、首相が過半数の支持を得られていないことも露呈したことになった。 
一方、UMNO所属のノライニ・アフマド高等教育相は6日、辞任すると発表した。UMNOの首相不支持方針に従うためと説明。これでUMNO出身の閣僚が辞任したのは2人目となった。
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