全国のデング熱患者数　前年比74％減-2021/08/09

アダム・ババ保健相は8月8日、年初から6日までの国内のデング熱感染者数が1万6565人にとどまり、前年比74・1％減となったと発表した。死亡者数も10人にとどまり、昨年同期の106人を大幅に下回った。
週平均の新規感染者数も今年は534人と低く、昨年の週平均は1700人で、2019年は2500人にも達していた。
同相は減少した要因については話さなかったが、新型コロナウイルスのパンデミックで人々が衛生環境に配慮したためとみられる。
同相は新型コロナウイルスの感染深刻化で、「治療方法がないデング熱が流行すると公衆衛生の状況はさらに複雑化する」とも指摘。引き続き、蚊を繁殖させないなどの対策を行うよう求めた。