シャーアラムの川で魚が大量死-2021/08/16

スランゴール州シャーアラムのセクション14地区のプンチャラ川でこのほど、大量の魚が死んでいるのが発見された。同州当局は近くの工場から廃油が垂れ流された可能性があるとして調査を続けている。
魚が浮いていたのは同地区のトゥン・アブドゥル・アジズ・モスク近くの川で今月12日に付近の住民らからの苦情でわかった。
同州水道管理庁などはこの川の上流など3カ所で水質検査を実施。溶存酸素量やアンモニアの数値は問題なかったものの、1カ所で川に流されたとみられる泥水の水素イオン濃度（pH値）が12と高かったという。pH値の良好値は7.4とされ、アルカリ性の度合いが高い結果となった。
同庁などはこの泥水が魚を死亡させた原因とみており、近くの工場の排水状況などを詳しく調べている。