MM2H　管轄が出入国管理局に移行へ-2021/08/27

観光・芸術・文化省は8月26日、これまで管轄していた「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム（MM2H）プログラム」を10月以降に内務省出入国管理局に移行すると発表した。
同省は9月15日までに政府内での移行手続きを済ませるとしている。ただ、同省は今後もMM2Hのプロモーション活動は行う。
内務省は先に、MM2Hの申請受付を10月に再開すると発表したが、従来より厳しい申請条件を出していた。
一方、サラワク州政府は24日、「サラワク版マレーシア・マイ・セカンド・ホーム・プログラム（S-MM2H）」について連邦政府のMM2Hの新規申請条件に影響は受けないと発表した。同州のアブドゥル・カリム州観光・芸術・文化相が述べた。
同州では2020年9月に条件を改定しており、それを今後も適用していくとしている。
同相は「連邦政府のMM2Hの条件が厳しくなったことで、サラワク州に流れてくる可能性がある」と歓迎の意を示した。
2007年から2020年までのS-MM2Hの申請者は1306人で、英国国籍保有者が約2割を占める。近年は中国国籍保有者が増えているという。2019年には日本人12人も申請している。