【速報】閣僚名簿発表　ほとんどが再任-2021/08/27

イスマイル・サブリ首相は8月27日午前、副大臣を含めた閣僚名簿を発表した。大臣総数は首相を入れると32人で、ほとんどがムヒディン政権の閣僚を留任させた形だ。横滑りが7人で、新たに入閣したのは5人にとどまった。注目された副首相は空席となった。また、前政権と同様に上級相を4人置く陣容となった。
首相は、現在の国民のニーズに敏感であること、責任感と信頼感、国民からの信頼回復の3つを原則とした内閣にすると表明。さらにコロナ禍であるため、内閣の安定性の維持と「マレーシア・ファミリー」の利益を守ることを目的に前政権の閣僚のほとんどを留任させて再編成させたと述べた。閣僚に対しては感染拡大を抑え、経済回復をさせるため、一致団結を呼びかけた。
感染防止策などの大きな権限が与えられている保健相にはカイリ・ジャマルディン前科学技術・イノベーション相が充てられた。科学技術・イノベーション相にはアダム・ババ前保健相が任命され、2人のポストが入れ替えになった。
任命された閣僚は30日に国王の前で宣誓式を行う。
首相は26日に国王とパハン州クアンタンで謁見し、閣僚一覧を提出し、承認されていた。 　 全閣僚名簿は下記の通り。（＊）は前政権では入閣していなかった閣僚
首相　　イスマイル・サブリ
内相　ハムザ・ザイヌディン
財務相　トゥンク・ザフルル
外相　サイフディン・アブドゥラ（＊）
保健相　カイリ・ジャマルディン
国際貿易・産業相　アズミン・アリ（上級相）
国防相　ヒシャムディン・フセイン（上級相）
公共事業相　ファディラ・ユソフ（上級相）
教育相　モハマド・ラジ（上級相）
高等教育相　ノライニ・アフマド
農業・食品産業相　ロナルド・キアンディー
運輸相　ウィー・カーション
通信マルティメディア相　アニュアル・ムサ
観光・芸術・文化相　ナンシー・シュクリ
国民統一相　ハリマ・モハメド
住宅・地方政府相　リーザル・メリカン
環境相　トゥアン・イブラヒム
国内取引・消費者相　アレクサンダー・ナンタ
人的資源相　サラヴァナン
エネルギー・天然資源相　タキユディン・ハッサン
地方開発相　マージル・カリド（＊）
連邦直轄相　シャヒダン・カッシム（＊）
女性・家族・共同体相　リナ・ハルン
科学技術・イノベーション相　アダム・ババ
起業開発・協同組合相　ノール・オマール
プランテーション産業・商品相　ズライダ・カマルディン
青年スポーツ相　アフマド・ファイザル
首相府相（経済担当）　ムスタパ・モハメド
首相府相（議会・法律担当）　ワン・ジュナイディ
首相府相（宗教担当）　イドリス・アフマド（＊）
首相府相（サバ・サラワク担当）　マクシムス・オンキリ
首相府相（特任）　アブドゥル・ラティフ（＊）