
「MM2H申請条件厳格化」見直しへ、内務相、再検討の実施を約束-2021/09/02
先に内務省が発表した「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム」(MM2H)プログラムの申請条件の厳格化をめぐり、ハムザ・ザイヌディン内相は9月1日、「内容の再検討を行なう」と約束した。ビザ既得者にも厳格化された条件で更新を促すとの方針が示されてきたが、これが見直される可能性が高まっている。
ハムザ内相はこの日の会見で、厳格化の理由について「MM2Hビザを取得したものの、マレーシアに住んでもいない人々が7千人に達している」「国の経済に貢献する人々に対してだけビザ発給を行いたいと考えた」と説明している。
一方で、厳格化されるとマレーシアに住み続けられない可能性が高い、ビザ既得者に対する措置について、同内相は「人々が不安を感じていることを承知している」とした上で、すでに居住している人々への条件について再検討を行うと約束する旨を述べた。
MM2Hのビザ申請をめぐっては、内務省が申請再開を10月とすると明らかにしたものの、申請者への金額負担が一気に3〜4倍に膨らむとして、移住希望者や手続きサポート代理店などから激しく非難の声が上がっていた。