政府　「MySejahtera」の開発企業に未払い-2021/09/24

イスマイル・サブリ首相はこのほど、新型コロナ関連アプリ「MySejahtera」の開発企業に対し、開発費用などの支払いをまだ一切行っていないことを明らかにした。国会で野党からの質問に答えた。
首相は「開発企業への支払い方法と詳細を最終決定している段階にある」と述べるにとどめ、金額などの詳細を明らかにしなかった。支払いのための評価などはマレーシア行政近代化・管理計画局（Mampu）が主導し、他の政府機関も入っているという。
このアプリは企業の社会的責任（CSR）の活動の一環として始まり、その期限は今年3月31日に迎えた。首相は「今後も更新される可能性のある国家アプリとしての重要性を鑑み、2021年4月1日から支払うことを決定した」とも答えた。
このアプリはソフトウェア開発のKPIソフト・マレーシア社が開発し、アプリは昨年4月20日に導入。現在は総人口約3200万人の大半が使用している。