マラッカ州首相が近く辞任か　議会で支持失う-2021/10/05

マラッカ州のスレイマン・アリ州首相は近く辞任せざるを得ない状況になってきた。州議会で与党の支持議員4人が10月4日に反旗を翻して不支持を表明したため。
同州議会は定数28人だが、同州首相支持数は17人だった。しかし、同州首相と同じ統一マレー人国民組織（UMNO）所属の州議会議員4人が州政権の運営などに不満を示した。うち3人は州の閣僚にもなっていたが、これも辞任した。
不支持を表明した一人、イドリス元州首相は「UMNOの懲罰を受ける覚悟はある」と述べ、不支持表明は苦渋の選択であったことをにじませた。
不穏な動きは9月末にもあったとみえ、同州首相は州議会選挙を実施すると牽制していた。
野党の希望同盟（PH）11人は州元首であるモハマド・アリ州知事に謁見し、善処を求めたい声明を出した。