離婚届提出が1日140件　政府は憂慮-2021/10/13

マス・エルミエヤティ首相府副大臣（法律担当）は10月12日、離婚届の提出件数が昨年3月の活動制限令（MCO）の発令以降、1日あたり140件に達していることを明らかにした。 イスラム教徒の離婚届は平均121件、非イスラム教徒の離婚届は平均18件だという。同副大臣は「1時間にイスラム教徒の夫婦だけで約5組が離婚届を提出している計算になる」と指摘した。 イスラム教徒の夫婦の離婚届提出総数は昨年3月から今年8月までで6万6440件。スランゴール州での離婚届提出が最多で、1万2407件。次にジョホール州の7558件、クダ州の5985件、クランタン州5981件などとなった。 また、同時期の非イスラム教徒の離婚届提出件数は1万346件。こちらもスランゴール州が最も多く3160件、クアラルンプールが2893件などとなった。 なお、これら統計は離婚届提出件数で、離婚が成立した件数ではないと同副大臣は説明。離婚を減らすため、多くの省庁が支援プログラムを実施しているとも述べた。