世界大学ランキング　UMが6位ダウン-2021/11/03

英国の世界大学評価機関のクアクアレリ・シモンズ（QS）は11月2日、2022年度の世界大学ランキングを発表した。このなかで連続9年にわたってランクを上げ続けていたマラヤ大学（UM）は65位となり、前年より6位ダウンした。 ただ、アジア地域のランキングでは昨年の9位から8位にアップした。 マレーシア国内の大学ではこのほか、マレーシア・プトラ大学（UPM）が143位で、前年から11位ダウン。マレーシア国民大学（UKM）も144位と前年から3位下がった。マレーシア科学大学（USM）は147位でこちらも順位が下がった。国内の大学は多くが順位を下げた。 QSのリサーチディレクターのベン・ソーター氏は「マレーシアの大学は依然として上昇傾向にはある」と指摘した。 世界ランキングで1位だったのは米国のマサチューセッツ工科大学で、2位が英国のオックスフォード大学、3位が英国のスタンフォード大学とケンブリッジ大学。例年上位3位に入っていた米国のハーヴァード大学は今回は5位に転落した。 一方、日本の大学は東北大学が23位となり、昨年から一つアップした。京都大学、東京工科大学なども上位に入ったが、ベン氏は「日本の高等教育は停滞している」とも指摘した。