国家デジタル・インフラ計画で4Gカバー範囲拡大達成-2021/11/11

2020年8月に導入された「国家デジタル・インフラ計画」（JENDELA）の実施により、過去14カ月余りで国内647万の施設で光ファイバーの敷設が承認されたという。
同計画は政府が2020年8月、国の通信インフラの効率を高め、周波数の使用を最適化することでマレーシアのデジタル接続性を高めることを目的に、総額210億リンギを投入すると発表。第12次マレーシア計画（2021年～2025年）の一部であり、包括的で高品質なブロードバンドサービスの基盤を構築するとともに、5G技術への移行に向けた準備を行う。
マレーシア通信・マルチメディア委員会（MCMC）のファドゥルラ・スハイミ委員長が11月9日、「Invest Malaysia 2021」のイベントでこうした状況を明らかにした。マレーシアの第4世代移動通信システム（4G）のモバイルブロードバンドのカバー範囲は現在、人口稠密地域の95%近くに達し、平均速度は31メガビット／秒（Mbps）であるという。
同委員長は「JENDELAの第一段階はカバー範囲の拡大を目指したが、今後はサービスの質を向上させたい」と述べている。