クアラ・カンサー　ユネスコ世界遺産の登録目指す-2021/11/12

ペラ州クアラ・カンサーを将来、ユネスコの世界遺産とするため、州政府が動き出した。 州の住宅・地方自治体・観光委員会のノリー・アシリン委員長（州の閣僚に相当）は11月11日、まず手始めてとしてクアラ・カンサーの街全体を国家遺産に登録することを目指す。現在、国家遺産局と協議していることを明らかにした。 同委員長は「国家遺産となった後にユネスコの世界遺産への登録を目指す」と語った。特に1931年に建てられた王宮イスタナ・ブキ・チャンダンを「価値の高い遺産」（同委員長）として世界遺産への登録に十分な価値があるとの認識を示した。 クアラ・カンサーはイポーとタイピンの中間にある街で、16世紀に当時のペラ・スルタンが要塞を作ったことが始まりとされる。以後、スルタンが住み続け、ペラ州の王都となっている。