シンガポールからのバス　20分で1カ月分完売-2021/11/26

11月29日からシンガポールとの陸路で「ワクチン・トラベル・レーン」（VTL）が導入されるが、シンガポールからマレーシアへの高速バスのチケットが11月25日から販売された。しかし、一部高速バス会社の12月末までのチケットが約20分で完売した。 バス会社の一つであるトランスター・トラベル社は25日午前8時からオンライン上で販売を開始。30日間有効のVTLチケットは1回5席まで購入できるようになっていたが、23分後には完売したという。 また、マレーシアのバス会社であるハンダル・インダー社は同日に販売を開始したところ、ウェブサイトでのバーチャル待合室で4600人がチケットを求めて待機。12月5日までのチケットを販売したが、購入できるまで数時間を要したようだ。5日以降のチケットの販売日の問い合わせについても殺到しているという。 VTLはワクチン接種完了者で、いずれかの国の長期ビザを保有している人が利用できる。入国前に検査は必要だが、隔離の必要はない。バスのチケットは出発3日前の事前予約が必要だ。 両国は1日あたり片道最多1400人ほどの入国を認め、徐々に人数制限を緩和する方針。シンガポール政府は毎週人数を見直すとしている。 また、シンガポールのガン・キムヨン貿易産業相は「両国での自家用車での移動許可は新たなシステムの導入が必要であり、時間がかかるだろう」とも述べた。