全国のコーヒーショップ　1月に一斉値上げへ-2021/12/07

全国の「コピティアム」と呼ばれるコーヒーショップが来年1月1日から一斉に値上げをする見通しだ。食材や人件費など経営コストが上昇しているため。 マレーシア・シンガポール・コーヒーショップ経営者協会によると、店の立地に応じて20～60センの値上げを予測。特に都市部ではコーヒーなどの飲み物も40～60センの引き上げになるとしている。 コピティアムの従業員は外国人であることも多いが、同協会のウォン会長によると、月給は1200リンギから1650リンギに高騰。人材仲介会社への支払いも年間6000リンギから9500リンギに上がっている。このため、コーヒーショップでの人員不足も深刻化していると同会長は指摘した。 同会長はマラッカ・コーヒーショップ協会の会長でもあるが、同州では過去6年にわたって値上げされていないと主張。店舗の賃貸料や光熱費も上がっていることから今回はほとんどのコーヒーショップで値上げされるとも話した。 ただ、ペナン州やジョホール州のコーヒーショップでは値上げにちゅうちょする姿もみられ、多くの店舗が苦痛を強いられている。